2016/12/19

2016年ストックフォトの振り返り

パナマ文書のどこを探しても以前設立したケイマン諸島のペーパーカンパニーが見つからない。香港のエージェンシーが上手く対応してくれているようだ。それでは激動の2016年のストックフォトの状況を振り返る。



まだ12月が締まっていないが、ストックフォトエージェンシー毎の売上ランキングは以下の通りで間違いないだろう。

  1. シャッターストック
  2. フォトライブラリー
  3. ピクスタ
  4. フォトリア


シャッターストックの状況

売上は100%以上の伸び、要は倍増したということ。素材登録数は80%ほど増やしている。年初の目標通り登録数を増せていて、結果としての売上も倍増とかなり順調。ヨーロッパの素材と日本の素材をメインに登録数を増やしてきたが、ヨーロッパの素材はヨーロッパ市場でかなり順調に売れ始めている。日本の素材はどちらかと言えばインバウンド需要が多いと思われる。


フォトライブラリーの状況

売上は30%以上のダウン、素材登録数は3%ほどの増加。かなり危機的状況との認識。公開されている数字がないので憶測の域をでないのだが、サイトの売上が大きく落ち込んでいると思われる。登録の操作が面倒なので、今後も新規素材の投入は見送る。ただし新たに始まったエディトリアルについては試験的に取り組むつもりだ。


ピクスタの状況

売上は30%以上のダウン、素材登録数は5%ほどの増加。結果的にはフォトライブラリーと同様、かなり危機的状況。ピクスタ社の売上は30%ほど伸びているようなので、多分原因はフォトライブラリーとは違うと思われる。それでもトラベル素材はあまりシェアが伸びていないようなので、今後も新規素材の投入は見送る。


フォトリアの状況

売上は30%ダウン、素材登録数は3%増加。元々トラベル素材とは相性が悪いサイトなので今後も放置の予定。


2016年総括

シャッターストックに集中して新規素材を投入してきた。しかも新規投入した素材数以上に売上が伸びている状況で、当面順調に推移するであろう。一方他社3社は少ないながらも新規の素材登録したにもかかわらず、売上は大きくダウン。売れない3社の対策を考えるより、売上が伸びるシャッターストックに集中していく方がかなり得策と思われる。