ストックフォトは儲かるとか儲からないとか、色々な見方や意見はあるようだ。シャッターストックで累計1万枚以上販売している当スタジオの実績を基に、1日のロケ撮影でいくら儲かるのか考えていきたい。
多くのアマチュアカメラマンが投稿するであろう旅行で撮影する風景素材を例とする。
当スタジオの実績では、1日に1ケ所のロケ地で撮影した写真素材のロイヤリティ売上の最高額は5万円程度である。これは当スタジオが受け取った金額である。
場所はドイツのとある世界遺産。販売はシャッターストック、フォトライブラリー、フォトリア、ピクスタの4社。素材の登録枚数は4社合計で100枚くらいかな。販売開始から約3年経過。
掛かった経費は、宿泊費、交通費、入場料などで約1万5千円以下かな。日本からの飛行機代は高額であるが取材全体で日数割りすると1日平均は大した金額ではない。
経費を差し引いて3万5千円程度の利益。くどいようだけど3年かけて。
風景のストックフォトは儲かってもこんなものだろう。旅費が完全にペイできるので趣味としては上々。しかし撮影・編集を含めて3日程度の労働で1日あたり1万円ちょっとだとするとビジネスとしてはイマイチか。試す価値があるかどうかは自分で判断するように。
因みにこの4社の中でダウンロード数、ロイヤリティ金額ともにシャッターストックがダントツ。始めるならシャッターストックの一択だ。